- 2021年7月14日
- 水素吸入とコロナウイルスについて
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水素吸入とコロナウイルスについて
日本医師会のホームページにおいて、中国では新型コロナウイルス肺炎により呼吸困難となった患者の治療に水素吸入が効果的であるとして水素吸入が採用されたことが報じられています。
①日本医師会のホームページより
新型コロナウイルス感染症
https://www.med.or.jp/doctor/kansen/novel_corona/009082.html
新型コロナウイルス肺炎診療ガイドライン(試行第7版)より抜粋
https://www.med.or.jp/dl-med/kansen/novel_corona/covid19plan_v7.pdf
- 十、治療
- (一) 病状にもとづく治療場所の確定
- 1、
- 疑似症例および確診症例は有効な隔離条件、防護条件を満たす指定医療機関で隔離治療しなければならない。疑似症例は個室で隔離治療を行うべきだが,確診症例は数人を同じ病室に収容して治療することができる。
- 2、
- 重篤症例はすみやかに ICU(集中治療室)で治療すべきである。
- (二) 一般治療
- 1、
- 安静臥床のうえ支持療法を強化し,十分なカロリーを摂取する。水分、電解質のバランスに注意し,体内環境の安定を維持する。バイタルサイン、経皮的動脈血酸素飽和度などを常時モニタリング管理する。
- 2、
- 病状に応じて血液一般検査、尿一般検査、CRP、生化学指標(ALT、AST、心筋逸脱酵素、腎機能など)、血液凝固検査、動脈血液ガス分析、胸部画像検査などを実施する。条件があればサイトカインの検査も行う。
- 3、
- 必要に応じて経鼻カニューレ、マスク、高流量鼻カニュラ酸素療法などの有効な酸素療法を行う。条件があれば酸素と水素の混合吸入治療を行なう (H2/O2:66.6%/33%)。
②日本の厚生労働省に該当する中国の国家衛生健康委員会
鍾南山医師(国家衛生健康委員会専門家グループ長・感染症研究の第一人者であり、中国のSARSでは感染拡大の抑え込みに貢献し、今回の新型コロナウイルス研究チームリーダーに就任)が、広州医科大学の防疫特別会議の記者会見が中国CCTVで放送されました。
③中国では水素・酸素混合ガス吸入器がコロナ肺炎の治療に採用。
中国では令和2年水素・酸素混合ガス吸入器が国家Ⅲ類医療機器に認証され、中国の著名な呼吸器疾患専門医・鍾南山氏がCCTVで、水素・酸素混合ガス吸入器が新型コロナウイルスによる肺炎治療に採用し、一定の効果を上げていると発表しました。
中国では、国立の病院がいち早く水素・酸素混合ガス吸入器を用いた試験を実施しており、これまでにCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に対する有用性も確認されていました。